HOME > ニュースリリース > 日経テクノロジーオンラインで、当社の石黒CTOへの取材記事が報道

ニュースリリース

日経テクノロジーオンラインで、当社の石黒CTOへの取材記事が報道

今年4月、当社のCTOに新たに就任した石黒邦宏が、日経テクノロジーオンラインの取材を受け、当社のCTOに就任した理由や、今後、CTOとして取り組んでいきたいことなどについて、報道されました。

現在、アプリックスでは、米国MIT卒業生が創業したM2Mハードウェア技術を手掛けるZeemote社のハードウェア技術とアプリックスがこれまで培ってきたソフトウェア技術を組み合わせた「IoTを実現する技術」により、Beaconを起点とした新しいビジネスモデルを推し進めています。当社のCTOとして石黒が参画したことで、IoT関連事業を強化し、IoT時代に即したアプリックスの新しいビジネスモデルを推進する上での大きなアドバンテージとなります。

■日経テクノロジーオンラインでの掲載記事
IoT x AI x シェア x ネット通貨に鉱脈あり、アプリックス石黒CTO

ACCESSのCTOからアプリックスIPホールディングスのCTOへ。2015年4月末、ライバル企業に電撃移籍したのが、石黒邦宏氏だ。同氏は、通信機器向けミドルウエア「ZebOS」を開発したことでも知られる。なぜ、同氏がライバル企業に移籍したのか、アプリックスで何を目指すのかを聞いた。(中略)

アプリックスはIoTをハードウエア側から攻めている。IC開発パートナーのチップの設計にまで入り込んで、自社向けのカスタマイズをしている。ここまでやっているアプリックスなら、もっと面白いことができそうだと考えて移籍を決めた。一度、郡山と働いてみるのも面白いのではないか、という気持ちもあった。

私の強みは、技術を魅力あるサービスの形にして顧客に提案するところにあると思っている。クラウド側の技術にも知見がある。逆に、郡山はハードウエアも含めた実装部分は非常に詳しいが、本人が認めるようにクラウドサービスを考えるセンスがない(笑)。私が上(クラウド/ネットワーク)側のCTO兼サービス開発担当、郡山がハードウエアのCTOといった具合になればうまく回るのではないかと思っている。

アプリックスで創り上げたいのは、我々の機器やサービスによって人々の生活が便利になって、その対価を我々が受けられる仕組みだ。これを実現するには、機器や環境に通信モジュールが入り、情報を収集できないことには始まらない。

機器に通信モジュールが入り、時系列のさまざまな種類のセンシングデータをクラウド側に集めて分析できるようになれば、今まで思ってもみなかったような新しい発見があるとみている。実は、これまで時系列の大量データを利用できる機会はほとんどなかった。例えば、温度と湿度、それに対するヒトの反応を調べれば、人がどのように暑さ、寒さを感じるのかが分かる編集注2)。これは単純な例だが、入力にはいろんなデータが考えられる。その分析に人工知能(AI)技術を使いたい。Webの情報だけでなく、リアルなモノにヒトがどのように反応するかを学習できれば、もっと便利な生活を提供できる。

実は3年前まで、Google社やAmazon.com社、Facebook社など大手企業が支配しているITの世界では、やることがないと思ってた。しかし、ここ2年ほど新しいムーブメントを感じている。強大なGoogle社でも、もはや安泰ではない。そう感じる1つの事象が、「Uber」や「AirBnB」のようなサービスだ。瞬間瞬間に余っている労働力やモノ、場所を貸し出すことができる。いわゆるシェアリングエコノミーだ。ヒトがスマートフォンを介してネットに常時つながることで生まれた。この動きは今後もっと大きくなっていく。

日本ではマウントゴックスへのハッキング事件で下火になってしまったが、Bitcoinのようなネット通貨が今後、存在感を増してくる。シェアリングエコノミー、ネット通貨、AIそしてIoTを組み合わせれば質的に違う世界が生まれる。Google社ら1990年代後半に登場した企業は、こうした新しい動きに付いて行けていないように見える。

ではこれらの組み合わせで何が生まれるのか、これからどのように時代が動くのか正直見通せない。だからこそワクワクするし、チャンスがある。

(日経テクノロジーオンラインより抜粋)


日経テクノロジーオンライン
石黒CTO就任に関するプレスリリース

2015年6月29日
アプリックスIPホールディングス・グループ広報担当

Pocket
topへ戻る