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日経エレクトロニクスの巻頭「Hot News」で「白物家電のログを宝に ビーコンでアプリックスが攻勢」と題された記事が報道

日経BP社の日経エレクトロニクスの巻頭「Hot News」では、「白物家電のログを宝に ビーコンでアプリックスが攻勢」と題され、当社のIoT技術やそのビジネスモデル、機器組込型ビーコンを活用した家電製品のコンセプトモデルなどが報道されました。

今、IoTという言葉の下、すべのモノがつながる世界が始まろうとしています。アプリックスでは、いち早く「すべてのモノをつなげられる技術」を開発していくことにより、未来世界を自分たちの手で形作られる機会が目の前にあると考えています。

アプリックスのIoT技術で実現できることは、単にM2Mによってモノをインターネットにつなぐというだけではなく、モノとモノをつなぎ、ネット上の豊富な情報を活用し、利用者へ提供することで、「人々の生活を豊かにする」技術を実現します。

■日経エレクトロニクスでの掲載記事 (2015年3月20日発売号) 

白物家電のログを宝にビーコンでアプリックスが攻勢
家電の状況からユーザーの今を推定

白物家電や加湿器などに無線通信機能を搭載することで、スマートフォンを通じて遠隔から制御する。身の回りの機器をネットワーク端末にするIoT(Internet of Things)化が叫ばれる中、多くの人が思い描く白物/軽家電製品の進化の方向である。

これとは違うアプローチで軽家電のIoT化に挑むのがアプリックスだ。同社は、Bluetooth Smart(Bluetooth Low Energy、BLE)と、これと連携するスマートフォンアプリを家電メーカーに対して提供することで、ちょっとユーザーの生活が便利になる仕組みを作り出そうとしている。

ポイントは、BLEの一斉同報機能を使って家電機器やセンサーの情報を片方向で送り届ける仕組みを用意し、ユーザーの状況を推定する点にある。毎朝、コーヒーメーカーでコーヒーを入れる人に対してコーヒーの仕上がりとともに「今日は寒いので厚着で出ましょう」や「今、山手線に遅れが出ています」といった通知を行う。

扇風機が加湿を促す

同社はこうしたコンセプトを体現した試作品を家電機器企画・製造・販売を行うドウシシャと共同で開発し、2015年2月18日、全米家電協会(CEA)が開催するカンファレンス「CES Unveiled Tokyo」で展示した。

例えば、扇風機に実装したのは、扇風機に内蔵したセンサーを使って部屋の温度/湿度を通知する機能である。スマートフォンのアプリ画面で「乾燥しているので加湿して下さい」と通知したりする。この他、スマホで電話を着信するとファンの回転数を落とす機能や、扇風機とスマホが一定距離を離れたら扇風機の電源が切れる機能も実装した。前者は、風切り恩やモーターの駆動音が通話の邪魔になるのを防ぐためだ。

アロマディフューザーでは、水切れを知らせるほか、LINEのメッセージ内容に応じて、光る色を変える機能を実装した。「おはよう」という言葉があれば赤く光り、「おやすみ」だと青く光るといった具合だ。(中略)

モジュールでは儲けない

アプリックスは無線通信の実装やインターネットサービス、ソフトウエア開発にリソースが割けない白物/軽家電メーカーに対して、安価な価格でモジュールを提供することで採用を働きかけている。既に米国の大手浄水器メーカーのAquasana社の製品への採用が決定済み。同社は、モジュールの売り上げではなく、フィルターなど保守部品受注時のレベニューシェアで収益を上げることを狙っている。

将来はBLEモジュールが発信する情報から、ユーザーやペットの状態を推定し、その状況に合った広告を配信するなどして、収益を上げることを目指している。

(日経エレクトロニクスより抜粋)

■アプリックスのIoTに関するウェブページはこちらをご覧ください。

2015年3月20日
アプリックスIPホールディングス・グループ広報担当

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