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日経ビジネスONLINEの「キーパーソンに聞く」で、昨今、さまざまな業界や市場から高い注目を集めている「AplixのBeacon」に関する記事が報道

日経ビジネスONLINEの「キーパーソンに聞く」で、昨今、急速にさまざまな業界や市場から注目を集めている「AplixのBeacon」などに関して、本事業を立ち上げた背景や、開発の経緯、ビジネスモデル、今後の方向性などについて、当社代表が取材を受けた記事が報道されました。

■日経ビジネスONLINEでの掲載記事 (2014年4月16日)

キーパーソンに聞く:ハードを安く売って、ソフトで金を稼ぐ
M2Mで広告をプッシュで出すビジネスモデルを考えた

最近、「M2M」が再び脚光を浴びている。

M2M(machine to machine、エムツーエムと呼ぶ)は、人を介さずに、機器同士がお互いに通信し合う形態のこと。建設機器の稼働状況確認や自動販売機の在庫/売上管理など、ここ10年ほどで徐々に活用事例は増えているが、期待していたほどの市場には成長していなかった。だが、ここにきて、移動体通信網の整備やM2M向けの通信モジュールの低価格化など、実現への敷居が下がり、より広く使われる可能性がでてきた。

この分野で注目されているのが、昨年秋に300円という低価格でM2M用の通信モジュール(Beaconモジュール)を発売したアプリックスだ。従来の数分の1~10分の1程度と安く、身の回りのさまざまな機器に組み込める可能性が高まった。このモジュールは、アップルのiOS 7で搭載されたiBeacon(iビーコン)による通信に対応している。機器に組み込んだり、壁に貼ったりすることで、iPhoneなどのiOS端末(もしくはアプリを導入したAndroid端末)と通信できるようになる。

アプリックスは元々、携帯電話などの組み込みソフトウエアを手掛けていた会社だ。そのアプリックスがなぜ、低価格の通信モジュールを発売したのか、M2Mによって広がる世界とはいかなるものかについて、アプリックスIPホールディングスの郡山龍代表取締役に話を聞いた。(中略)

郡山:今やっているモジュールの技術は、2007年から開発をしていたものです。当時は我々は、“ナノインテリジェンス”という呼び方をしていました。世の中のすべてのものが何らかのインテリジェンスを持つだろうと考えていたのです。

我々はJBlendというVM(バーチャルマシーン:ソフトを動作させるための実行環境のこと)をやっていたので、すべての家電機器の中にVMを入れようとしていました。当時は、電球の中にもVMを入れて、電球がインテリジェントになる、例えば人がいるのを察知して光るとか、そういう世界を考えていたんです。

当時、小さなセンサー同士がお互いに通信し合うような技術の開発を始めていました。震災の前の年には、実は問題なのはインテリジェンスの問題ではなくて、お互いをつなぐ“通信”の方が大きな問題だと分かってきました。

でも、Wi-Fi(無線LAN)とかはすごく電気を食ううえ、値段も高いので使い物にならない。どうやってあらゆるものをネットワークにつなげるのかとをいろいろと検討している中で、Bluetoothにたどり着いたのです。ここから、脈々と今に続いています。(中略)

ハードをタダで配って、ソフトで金を稼ぐ
━ なるほど、そんな経緯があったのですね。

郡山:Deep Embeddedプロジェクトには、もともともっと大きなテーマがあったんです。社内ではFHIと呼んでいます。「Free Hardwear Initiative」というやつです。

我々がJBlendとかをやっていたときによくチップ屋さんから「チップは売るけどソフトはタダで配りたい」と言われました。要するに、半導体を買うとJBlendがタダで付いてくるというものです。それは、我々にとっては全然よくない話なんです。俺らはソフトで飯を食っているのに、ソフトはタダで、ハードでお金を払ってくださいというのは、自分の首を絞めるだけだから、あり得ない。

我々は2010年にビジネスモデルとして打ち出したのが、「ハードをタダで配って、ソフトで金を稼ぐ」というものです。

2010年に2つの大きな動きがありました。1つは、Bluetoothで通信モジュールを作って、ハードウエアをやりましょうと。もう1つは、そもそも論として、ハードをタダで配って、別な形でお金が手に入るというものです。(中略)

郡山:製造そのものが付加価値がなくなってきて、安くやってくれるところがいくらでも出てきちゃっているんです。3Dプリンターなんかもそうですし、もう物を作るノウハウとかインフラは付加価値ではなくなっているんです。

━ その通りですね。スマホもまさにそういう時期になってきましたよね。

郡山:そうすると、今、じゃあ、何が富の源泉になるのだろうというので、自分の生活が豊かになるには、何を選ぶのが自分にとってベストなのか。自分に最も合うものに出会うことというのが、実は人間が幸せになるキーだと。

昔、おいしいレストランが少なかったころは、そのレストランに行けることが幸せだったんです。ところが今は、食べ物の質は上がり、安くておいしいものがいっぱいある中で、自分のテイストに合うレストランを見つけられることの方が価値がある。

グーグルとかフェイスブックとかが儲かるのは、みんな広告ビジネスだと思っているけど、そもそもエンドユーザーが幸せにならなかったら、富はそこに集まらないわけです。ユーザーがフェイスブックを見て、そのレストランに行っちゃいました、ということが起きているから、そこにお金が流れるという構造になっています。(中略)

iBeaconの本質は「プッシュ」
━ 去年の秋に出されたBeaconモジュールがすごくブレークしています。その理由は低価格で提供していると いうことに加えて、アップルのiOS7で「iBeacon」が入ったことが大きいと思います。iBeaconは、何でそんなに騒がれているのですか。

郡山:iBeaconで革新的なものは何かと言うと、「プッシュ」なんですよ。

今までのあらゆるものは、端末側から行動を起こす必要があったんです。さっきの洗濯機の話でいうと、ユーザーが洗濯機につないで、洗濯機から情報をもらわなきゃいけないんです。アプリを立ち上げて、洗濯機につながなくてはならない。

ところがiBeaconでは、向こうからプッシュでつながってくることができます。自分のアプリが動いてなくても、このBeaconが来たら、OSが自動的にアプリに起動をかけるんです。

例えば、お弁当売り場に行ったときに、ここのお弁当を今買えば緑茶が30円オフですよというのが表示できる。でも、今までだと自分でアプリを立ち上げて、クーポンを選んでというのをやらなきゃいけなくて、面倒だったわけです。(後略)

(日経ビジネスONLINEより抜粋)

本件に関する日経ビジネスONLINEの記事

2014年4月16日
アプリックスIPホールディングス・グループ広報担当

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