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ニュースリリース

TRONWARE(12月号)のIEEE GCCE 2012シンポジム「家電の未来」において、当社代表が登壇したパネルディスカッションに関する記事が紹介されました

12月号の「TRONWARE」で、10月2日から5日まで幕張メッセで開催されたIEEE主催の民生用電子技術の国際会議「GCCE 2012」で東京大学の坂村健教授がモデレータを務め、当社代表の郡山龍がパネリストの一人として登壇したパネルディスカッションに関する記事が掲載されました。

「TRONWARE」は、トロンプロジェクトリーダーである東京大学の坂村教授が編集長として全面監修されており、TRON/T-Engineとユビキタスコンピューティング技術の最新情報、今後の展望、技術情報などTRONプロジェクトをあますところなく紹介している隔月刊誌です。

本記事では、坂村教授をモデレータに、日本マイクロソフトの加治佐氏、NTTドコモの入鹿山氏、神奈川工科大学教授の一色氏、そして、当社代表の郡山がパネリストとして登壇し、スマート家電が向かう先、家電の未来についてディスカッションを繰り広げた模様が紹介されました。

なお、TRONプロジェクトシンポジウム「TRONSHOW 2013」が、“世界とモノを繋ぐTRON”をテーマに12月12日から14日まで東京ミッドタウンで開催されます。当社グループのアプリックスは、この展示会に出展いたします。出展に関する情報はこちらの特設ページでご確認ください。

■TRONWAREでの掲載記事(2012年12月号)
IEEE GCCE 2012 シンポジウム

家電の未来
シンポジウムは、前半が坂村教授の基調講演、後半がパネルディスカッションという2部構成。基調講演では「The Past, Present, and Future of Smart “Kaden”」というタイトルで坂村教授が家電の未来を展望した。(中略)

パネルディスカション: スマート家電が向かう先は
続くパネルディスカッションでは、まず4人の登壇者が、それぞれの考える家電の未来について簡単に紹介した。(中略)

リモコンを超えるスマホを(郡山)
4人目の郡山氏が代表を務めるガイアホールディングスの傘下にあるアプリックスは、携帯電話にJavaの実行環境などを提供する会社。累計で7億台もの携帯電話に、同社の技術が使われているという。郡山氏はいきなり「スマート家電は暗澹としている」と断言。「冷蔵庫を開けた回数がわかってどうする」「スマートフォンで操作できる洗濯機に30万円以上も誰が払うのか」と逆説を展開した。つまり郡山氏が言いたいのは、現在のスマート家電は作り方が悪いということだ。

実際には、すべての家電がネットワークでつながればすばらしい世界になるが、現時点ではコストが高いし、技術も難しい。さまざまなアイデアを持った人々が簡単にアプリケーションを作れるようになれば、もっとすばらしい機器ができるはず。それには「オープン化が重要」と郡山氏は言う。

かつて郡山氏の会社が携帯電話用のJavaの実行環境を開発したとき、本音のところ、これを誰がどうやって使うのかわからなかったという。だが世の中に出たとたんに、iモードをはじめとして、それを使った携帯電話用のさまざまなアプリケーションが開発され、当初は考えられなかったほど携帯電話の可能性が広がった。

その経験から郡山氏は、スマートフォンを単なるリモコンには留まらないすばらしい機器とするために、多少のリスクは恐れず、リテラシーの高い日本人が率先してオープンな技術で新しいチャレンジをすべき、と発破を掛けた。(後略)。

(TRONWAREより抜粋)

2012年12月3日
ガイアホールディングス・グループ広報担当
 

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