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ニュースリリース

日経BP社のTech-On!で当社グループ会社アプリックスの半導体事業に関する記事が掲載されました

当社グループ会社アプリックスが今期より重点的に取り組んでいる半導体事業に関して、当社代表取締役が日経BP社による取材を受け、その記事が同社のTech-On!ならびに日経BPネットに掲載されました。

■「Tech-On!」での掲載記事(2012年10月22日)
「最近ようやく、『スマホにつなげばいいじゃないか』ということが、広く浸透してきた」――。

ワイヤレスM2M(Machine to Machine)事業を積極的に仕掛ける、ガイアホールディングス 代表取締役の郡山龍氏の言葉です。同社の事業会社であるアプリックスは、スマートフォンと機器を無線接続するためのBluetoothモジュールを低価格で提供しています。狙いは、あらゆる機器をスマートフォンとつなぐこと。それによって、スマホ上のアプリケーションやサービスと、リアルな機器を連携させる狙いです。

腕立て伏せのアプリにも
「単にスマホにつながって、スマホが機器のリモコンになるだけではなく、『スマホがつながった瞬間にもっと大きな世界に結びつく』ということが、ようやくメーカーさんに理解が広がってきた」。このように郡山氏は指摘します。その例として、最近スマートフォンで流行しているフィットネス系のアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)を挙げました。「腕立て伏せのアプリ、ご存知ですか?。ユーザーがスマートフォンを顔の下において腕立て伏せをし、顎で画面にタッチすることで回数をカウントする。それを萌え系のアニメ・キャラクターが画面上で応援してくれるんです」。もちろんスマートフォンの画面に顎で触る格好でもいいんですが、「例えばフィットネス機器にウチの無線モジュールを組み込んでスマホにつなげば、実際にフィットネス機器で体を動かすと、同じようなスマホのアプリが応援してくれる仕組みが、あっという間に作れてしまう」(郡山氏)。スマホの画面上で完結しているアプリケーションやサービスを、周囲のリアルな機器に拡大させれば、もっと面白くしたり、新たな商品企画につなげられる――。そのような発想への理解が、広がってきたというのです。

フィットネス機器は一例ですが、例えばデジタル・カメラのような家電機器にも当てはまるとか。「写真撮影時の緯度や経度とか、撮影時の天気や湿度といった情報を、スマホ側から提供できる。カメラそのものに機能を埋め込まずとも、スマホ側にいろいろ委ねればいい」(郡山氏)。これは白物家電にも当てはまる発想です。洗濯機や冷蔵庫などのネットワーク制御機能を高めなくとも、進化のスピードが早い“スマホ”につながるようにさえしておけば済むと。

ハードの価格は採算ぎりぎりに
ただし、この際にはスマートフォンと無線接続するための無線モジュールの価格をグンと安くする必要があります。無線モジュールの部材コストが数千円もしていては、家電機器やフィットネス機器、介護機器などに組み込んでいくための障壁となります。

そこで同社が打ち出したのが、無線モジュールは「採算ぎりぎりまで安くする」という戦略です。同社が2012年9月末に発表したBluetooth Low Energy対応の無線モジュールの価格は、わずかに200円。(中略) Bluetooth Low Energyは、Apple社のiPhone 5やSamsung社のGalaxyシリーズが対応しているので、今後さらに周辺機器の需要が増していくと考えられます。

「ソフト屋がハードを作ってますから、安くできるんです」と郡山氏。同社は無線モジュールというハードウエアだけではなく、ミドルウエアやアプリケーションの部分を主軸に据えているため、ハードの価格は製造原価ぎりぎりまで低くするというコンセプトです。(中略)

「始まりはフィットネスだけではない。介護、育児支援、家電などいろいろある。日本市場よりも、海外市場の方が先になりそう」という同社。このような無線モジュールとサービスの組み合わせの認知度が高まれば、他社の追随などにより、スマートフォンにつながる機器の数がさらに増加する可能性もあります。

スマートフォンは、クラウド・サービスやM2Mのゲートウエイであるとよく言われます。そのための“ラスト数m”をつなぐ無線モジュールも、今後重要性を増していくことになりそうです。

(Tech-On!より抜粋)

本件に関するTech-On!での記事

また同媒体において、当社が9月末に発表した、さまざまな機器をiPhone5やGALAXY S ⅢなどにつなげるBluetooth Low Energyに対応させた超低価格無線インターフェイスの開発に関して、「【CEATEC 2012】アプリックスがBluetooth LEモジュールを開発、量産時の価格は200円に」と題してご紹介いただきました。

■Tech-On!で記事(2012年9月28日)
【CEATEC 2012】アプリックスがBluetooth LEモジュールを開発、量産時の価格は200円に

本件に関する当社発表のプレスリリース

2012年10月24日
ガイアホールディングス・グループ広報担当

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