週刊アスキー(雑誌)でiBeaconに関する特集が組まれる中、その解説や活用事例、今後多くの可能性を秘めた技術として「アプリックスのBeacon」が報道
週刊アスキー(雑誌)では、国内外で話題を集め始めているiBeaconに関して初めて特集が組まれ、その解説や国内外での活用事例などが報じられる中、アプリックスの乾電池対応型や極薄フィルム型Beaconなどが紹介されるとともに、当社のBeaconを採用いただいた『tab』サービスや、中国火鍋専門店『小肥羊』でのメニューオーダーサービスなどでの活用事例などが報じられた。
記事では、注目が集まるiBeaconではあるが、世界的に見ても現在は初歩的な段階での活用に留まっているとし、今後の課題の一つはセキュリティと報じられる中、アプリックスのBeaconでは、独自の電子認証技術などを組み合わせてセキュリティを高めており、これが重要なポイントになることなどが報道されました。
■週刊アスキー(4/22発売雑誌)での掲載記事
話題のiBeaconっていったいなに?
新しい情報通知技術O2Oなどに活用
iBeaconとは近距離無線であるBLE(Bluetooth Low Energy)を使った情報通知機能。例えば、店舗やレストラン、駅などの公共施設に近づくと、情報を手持ちのスマホにプッシュ通知するといったサービスを可能にする。iOS7以降のiOS端末であれば対応アプリをインストールするだけですぐに使える。
リアル店舗からユーザーのスマホにアピールでき、オフラインからオンラインをつなぐ技術(O2O)としてここ数ヶ月で急速に注目が集まっている。日本国内でiBeacon発信機である“ビーコン”を手掛けるアプリックスでは、2013年12月から毎週2,000個のペースでビーコンを製造していたが、予想を大幅に上回る需要があり生産が追い付かない状態だそうだ。(中略)
どうやって使う? iBeacon導入場所に突撃した
気になる場所を通知してリマインド
お気に入りをつけた場所でプッシュ通知
街情報アプリ『tab』は、渋谷パルコなど加盟する十数店舗へのiBeacon導入を開始。近くを通るとアプリ内で、“足あと”が付くほか、ユーザーが“お気に入り”をつけた店舗ではプッシュ通知により来店をうながす。アプリで見つけた商品や場所に実際に足を向けさせるO2Oの仕組みになっている。
飲食店のメニューを注文する
アプリのUIが変化 QRコードと組み合わせ
火鍋専門店『小肥羊』では、店内で料理をオーダーできる専門アプリにiBeaconを利用。ビーコンで店内にいることを認識したうえで、QRコードでテーブル番号と組み合わせる。(中略)
iBeaconは大流行する? 世界の目線で考える
決済やすれ違い通信など多くの可能性を秘めた技術
注目が集まるiBeaconだが、世界的に見ても現在は店舗や施設への顧客の誘導や宝探しゲームでの利用というように初歩的な段階での活用に留まっている。今後の課題のひとつはセキュリティー。BLEの仕様上、ID情報が暗号化されないため電波の偽装や改ざんの恐れは無視できない。
アプリックスのビーコンでは、独自の電子認証技術などを組み合わせてセキュリティを高めている。決済システムへの連動を考えると、非常に重要なポイントになるだろう。
もうひとつはアプリ。ビーコンは専用アプリとの組み合わせでしか機能しないため、サービスごとにアプリを用意する必要がある。百貨店のメイシーズにおける『Shopkick』の事例のように、いくつかのサービスを束ねるアプリが増えればユーザーの利便性は高まる。
一部ではiBeaconはNFCに置き換わる言われているが、NFCはセキュリティー性が高く稼動実績もあるので、iBeaconに一本化される可能性は低く、適時使い分けるようになるだろう。3DSのすれ違い通信のように、スマホ同士が情報交換し合うP2P型サービスも考えられる。さまざまな可能性が広がる、いま最も熱い技術なのだ。
(週刊アスキーより抜粋)
2014年4月22日
アプリックスIPホールディングス・グループ広報担当