参考情報&よくあるご質問(FAQ)

Beaconに関する参考情報やよくあるご質問をご紹介しております。

よくあるご質問(FAQ)

全般

UUIDの一意性に関して

UUIDは単なるランダムな文字列ではなく、書式や生成方法は国際規格で定義されており、乱数などを使った一意性が保証されていない方式や、国際標準化機関認定登録局から発行された識別番号を使った一意性が保証されている方式があります。

当社が発行したMyBeaconIDや当社の設定アプリで自動生成されるUUIDは、国際標準化機関認定登録局からアプリックスに対して発行された識別番号を使っているため、国際規格に従ってUUIDを生成している限り、当社以外で同一のUUIDを生成することが出来ません。

この為、もし当社が発行したUUIDを許可無く使っている場合、国際規格に従っていないか、間違って使っているか、故意に使っていることになりますので、不適切な使用として変更や利用停止等の対応を求めることが可能です。
なお、乱数やハッシュ関数を使って生成したUUIDは、第三者が同じUUIDを使っていても、規格上一意性が保証されていないので、偶然同じUUIDが生成されたと主張される可能性があります。

詳しくは当社発行のUUIDに関してをご確認ください。

Beacon電波の最大受信可能距離について

Bluetooth仕様には受信可能距離の最大/最小についての規定はありません。
Bluetooth SIGのWebサイトには、Bluetooth Class 1での典型的な到達距離が約100mとの記載があります。
 ※http://www.bluetooth.com/Pages/Basics.aspx
Bluetooth Low Energyについてはこれをやや下回る程度と考えられます。
 ※http://www.bluetooth.com/Pages/low-energy-tech-info.aspx
ただし、環境(吸収や反射)要因やBeaconの設定によって変わります。

Beaconから送信する情報について

Beaconは、Beaconを識別するための情報(Proximity UUID, Major, Minor)をBluetooth Low Energyを介して送信するデバイスです。画像やURL等の任意の情報を送信するものではありません。
典型的な ユースケースではスマートフォン上のアプリケーションが、Beaconの信号を受信したことを契機にアプリケーション内蔵のメッセージやサーバからダウンロードしたコンテンツを表示するなどの動作を行います。

MyBeacon情報

MyBeacon Pro(MB004)のケースの開けるコツは?

1.本体側面の長い溝にコインのふちをあてる
2.ケースの内側にコインを差し込むように、斜め上向きに押し込む
溝の左右にはめ込み用のつめがあるので、なるべく溝の端にコインを差し込むようにして、左右のつめを片方ずつ外すと簡単に開けられます。

管理者情報

2014年5月以前に販売しましたMyBeaconにはプロダクトキーを同梱していましたが、2014年6月以降はプロダクトキーを同梱していません。
現状プロダクトキーは不要で、MyBeacon Administrator Accountを登録する以降の記述に従いMyBeaconIDの発行を行ってください。

MyBeaconID はどこから入手できますか?

初めてご利用する際の手順をまとめたサイトのMyBeacon Administrator Accountを登録する以降の記述に従いMyBeaconIDの発行を行ってください。

MyBeaconID を忘れました

MyBeaconID を忘れた場合は、MyBeacon Administrator Portalにログインし、[MyBeacon情報表示]を選択することで確認することが出来ます。

MyBeaconID のパスワードを忘れました

MyBeaconID のパスワードを忘れた場合は、MyBeacon Administrator Portalにログインし、[MyBeacon情報表示]を選択後、[パスワード表示]を選択することで確認することが出来ます。


MyBeacon Administrator Account のパスワードを忘れました

MyBeacon Administrator Account のパスワードを忘れた場合は、パスワードのリセットを行い、新たなパスワードの設定を行ってください

設定アプリケーション

選択したBeacon情報の表示が更新されません

電池が消耗すると、Beaconの詳細情報が取得できない状態となる場合がございます。
新しい電池に入れ替えてご確認ください。

measured powerを変更しても表示されるBeacon情報に変化が見られません

設定アプリケーションでmeasured powerのみを変更した際、表示されるBeacon情報のproximity, accuracyの値に即座に変化が見られない現象を確認しています。
この状態は当該Beaconがしばらく圏外になるまで続きます。

一旦電池を抜いて電波を発信しない状態(圏外と同等の状態)にしてから、30秒程度後に再度セットすることでmeasured powerの変更が反映されたBeacon情報が表示されるようになります。

proximityがUnknownとなります

Unknownの表示はproximityが確定できなかったことを示します。
Beaconの圏外まで遠ざかった時にはUnknownとなりますが、以下のように比較的近距離でもUnknownとなる場合があることを確認しています。

1. 一時的に受信ができなかった
電波の干渉等の要因で一時的にBeacon情報の受信が行なえなかったとき、proximityがUnknownと表示される場合があります。

2. measured powerの設定値が高すぎる
端末が測定したBeaconのrssi値がBeaconの送信データに含まれているmeasured powerの値に比べて低すぎる場合、proximityがUnknown、rssiが0[dBm]の状態で変化しなくなることがあります。
(rssi値がmeasured powerよりおよそ30[dBm]以上低い時にこの様な現象が起きることが確認されています)

また、この状態になると、当該Beaconがしばらく圏外になるまで正しい状態に戻らないことがあります。

measured powerの設定値が高すぎることが原因となりますので、設定アプリケーションを使ってBeaconの送信データに含まれるmeasured power を一度 -50 [dBm] から -60 [dBm] の間の値に変更後、Beaconモジュールの電池を抜いて30秒以上電波を発信しない状態(圏外と同等の状態)にしてから、再び電池をセットすると回復します。

なお、本現象の発生時、設定アプリケーションでmeasured powerの[測定]操作を行うと測定結果が0[dBm](非常に高い値)となってしまいます。
[測定]操作は、上記の通り-50 [dBm] から -60 [dBm] の間の値を直接入力し、正常な状態に回復させてから行ってください。

UUIDを変更するとエラーダイアログが表示されます

UUIDはRFC 4122で定義されていますので、初期設定以外のUUIDをビーコンに設定する際には、これに従ってユニークな値を指定する必要があります。
ユニークなUUIDを生成する方法として、以下があります。
(1) 設定アプリケーションの[Proximity UUID]->[新規に発行する]または[乱数で生成して入力する]を使用する
(2) RFC 4122に基づいてユニークなUUIDを生成するツールを使用する
(3) (既に利用しているUUID等、RFC 4122に抵触しない独自の方法)

設定アプリケーションにおいて、国際標準化機関認定登録局からAplixに割り当てられた識別子を使ったUUIDを手入力で指定した場合、書き込み時に「(BeaconUUIDが登録されていません)」とのメッセージが表示され、失敗します。
初期設定されたUUIDの下位桁のみを変更した場合などが該当します。
なお、(1)の方法はRFC 4122の規格に基づいて他と重複しないUUIDを自動生成して追加で割り当てるものです。

以下、補足説明です。

RFC 4122で定められているUUID は次の5つのブロックに分かれます。

[(1)8桁16進数]-[(2)4桁16進数]-[(3)4桁16進数]-[(4)4桁16進数]-[(5)12桁16進数]

このうち、
[(3)4桁16進数]の最初の文字が1の場合は
* [(5)12桁16進数]の最初の6文字は001C4D(※1)以外にしてください。
* [(5)12桁16進数]は00805F9B34FB(※2)以外にして下さい。
[(3)4桁16進数]の最初の文字が4の場合は、
* [(2)4桁16進数]は24F6(※3),0451(※4)以外にして下さい。

(※1)001C4Dは国際標準化機関認定登録局からAplixに割り当てられた識別子です。
(※2)00805F9B34FBはBluetooth SIGのBase UUIDで使用しています。
(※3)24F6はAplixのBase UUIDで使用しています。
(※4)0451はTIのBase UUIDで使用しています。

電波強度に関する設定(output power, Measured Power)について

設定アプリケーションには電波強度に関する設定項目が2つあります。

output power
Beaconの送信出力強度の設定です。0~-20dBmの範囲で4dBm刻みの設定が可能です(一部の製品で変更に非対応の場合があります)。
この値はBluetooth Low Energyモジュールからの出力電力(mW)の対数で、0dBm = 1mW、-20dBm = 0.01mWという関係です。値が小さいほど送信される電波の強度は低くなります。

Measured Power
Beacon送信データに含まれる、Beaconの受信電波強度の基準値です。Beaconから1mの距離で測定したRSSI (Received Signal Strength Indicator)と定義されています。Measured Powerの適切な決定方法については、Apple社の開発者サイトから“Getting Started with iBeacon”を参照ください。
適切にアプリケーションが動作するよう、実際の設置環境においてoutput powerを運用時の値に設定した上でMeasured Powerを決定してください。