ホームルーターはたくさん種類があり、どれを選べばいいかわからない方は多いのではないでしょうか。
主なWi-Fi利用方法としてポケット型Wi-Fi、ホームルーター、光回線の3種類がありますが、本記事では、ホームルーターについて詳細を説明しています。
記事内で紹介しているホームルーターは、ポケット型Wi-Fiと光回線の中間に位置するWi-Fi形式です。
ホームルーターの利用を検討している人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
- ホームルーターはコンセントを挿すだけで利用できる
- 通信の安定性と速度は光回線とポケット型Wi-Fiの中間
- お得なキャンペーンが豊富
ホームルーターとはコンセントを挿すだけで使える
ホームルーターとは、コンセントに挿すだけでインターネットが使えるようになるWi-Fiルーターのことをいいます。
面倒な開通工事なしですぐに利用できるため、早くインターネットを利用したい人にぴったりです。
固定して使うという点において光回線と似ていますが、決定的に異なるポイントは、無線と有線の違いです。
ホームルーターはコンセントに挿すだけで利用できますが、光回線を使う場合、自宅へ通信用のケーブルを引く工事が必要です。
有線と無線の違いは通信の安定性にも影響します。
また、ポケット型Wi-Fiなどのモバイルルーターも工事の必要はありません。
モバイルルーターは充電ができていれば、持ち出して利用できます。
外に持ち出したい人は、モバイルルーターを使うと良いでしょう。
ホームルーターのメリット
ホームルーターは主に自宅で使うルーターです。
ここではホームルーターの利用で得られるメリットを3つ、紹介します。
- 工事不要で届いたその日から利用できる
- 固定回線よりも初期費用が安い
- 転居時の手続きは住所変更のみ
何かとメリットが多く使い勝手が良い点が特徴です。
ホームルータの特徴やメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
光回線に勝るとも劣らぬ通信速度を誇るホームルーターですが、ぴったりな使い道が見つかると良いですね。
工事不要で届いたその日から利用できる
ホームルーターの最大のメリットは、工事不要ですぐに使える点です。
光回線の導入は、宅内配線工事が必要な場合、工事の手配を含めて開通までに1ヵ月以上かかることもあります。
ホームルーターは、コンセントを挿すだけで利用できるため、通常であれば当日、遅くとも2〜3日以内で利用開始できることが多いです。
手軽にインターネットを使いたい人だけでなく、光回線が開通するまでの間の繋ぎとしても便利に利用できます。
転居が多い繁忙期は、開通工事が先になりがちです。
仕事の関係で早くインターネットが使いたい人にとって、ホームルーターは心強い味方となってくれるでしょう。
固定回線よりも初期費用が安い
ホームルーターは工事が必要ないため、宅内工事や光回線の引き込みにかかる工事費用も節約できます。
すでに宅内までに光回線が引き込んである住宅では、開通工事の必要はなく、早く利用できますが、光回線の引き込みがなされていない住宅では、派遣工事が必要です。
派遣工事有りになると、2万円から3万円程度の工事費用が発生します。
土日に工事を指定した場合、さらに工事費用が加算されるため、見逃せない金額です。
工事費用が気になる人は、ホームルーターを検討してみてはいかがでしょうか。
転居時の手続きは住所変更のみ
光回線の場合、転居時は転居先にて新たな工事が必要になるケースもあります。
場合によっては、一旦解約したあと改めて新規契約をしなければいけないケースもあるため、手続きがとても面倒です。
ホームルーターは、住所変更のみで新たな住所での利用ができます。
挿すだけの手軽さに加えて、引っ越し時の手続きも、固定回線に比べるととても簡単です。
お得なキャッシュバックキャンペーンがあれば、転居をきっかけにホームルーターへ乗り換えてしまった方が良いケースもあります。
ホームルーターのデメリット
手軽な利用でのメリットが多いホームルーターですが、デメリットはあるのでしょうか。
想定されるデメリットを3つ、ピックアップしました。
- 固定回線よりも通信速度や安定性に劣る
- 速度制限がかかることがある
- 簡単に持ち運びできない
固定回線よりも通信速度や安定性に劣る
ホームルーターは光回線のような固定回線に比べて、通信の安定性や速度面でやや劣ります。
ホームルーターは、無線通信を介してWi-Fiに接続するため、周辺の電波状況に左右されるのは、致し方ありません。
有線は通信の安定性に加えて、根本的な速度にも優位性があります。
多少長いLANケーブルを使って接続しても、無線通信よりも有線の方が速度に勝るメリットがあります。
通信の安定性や速度を確保したい人は、固定回線を選択した方が良いでしょう。
速度制限がかかることがある
ホームルーターのWi-Fi通信を提供している会社は「WiMAX」「SoftBank」「ドコモ」「au」「楽天」の5社です。
いずれのサービスも契約プランに基づいて、通信量次第では速度制限がかかる可能性があります。
WiMAXが通信制限となる条件は次のとおりです。
・WiMAX +5G対応プラン 一定期間内に大量のデータ通信を行った場合
・WiMAX4G対応プラン 直近3日間で10GB以上データ通信を行う
ソフトバンクやau、楽天の場合は、通信の混雑が極端になった場合や一定期間に大量のデータ通信を行った場合に、通信速度を制限する可能性があると、公式サイトで明示されています。
したがって、大容量のデータ通信が想定される場合、ホームルーターでなく光回線を選んだ方が良いケースもあります。
簡単に持ち運びできない
ホームルーターにはバッテリーが搭載されていないため、ポケット型Wi-Fiのように簡単に持ち運びできません。コンセントが使える範囲内での利用に限定されます。
そもそも、ホームルーターは本体の重量がそれなりにあり、持ち運びを前提とした作りにはなっていません。
その他、ホームルーターは登録した住所以外では利用できない決まりがあります。(WiMAXを除く)
軽快に持ち運びつつどこでもWi-Fiを使いたい、という人はモバイルルーターを使いましょう。
ホームルーターは安定した通信を確保したいけど、開通工事は回避したい、という人に向けられた製品です。
軽い持ち運びには適していません。
他の通信方式とホームルーターの比較
ポケット型Wi-Fiや光回線とホームルーターの違いやメリットデメリットを比較しました。
- ポケット型Wi-Fiとホームルーター
- 光回線とホームルーター
足るを知るとは、デバイス選びにも共通している事実なのでしょうか。
ホームルーターとの相対的な比較によって、新たなメリットやデメリットが鮮明に見えてくるかもしれません。
ポケット型Wi-Fiとホームルーター
ポケット型Wi-Fiとホームルーターの違いは、通信の安定性と携帯性の2つです。
2つのポイントにて、各種特徴を一覧表にまとめました。
携帯性 | 通信の安定性 | |
ポケット型Wi-Fi | バッテリーを内蔵しているため、外出先でも利用できる小さいので置き場所に困らない | 電波が届きにくい場所では、通信が安定しない |
ホームルーター | コンセントありきの設計がなされているため、持ち運びしにくい | 強いアンテナを搭載しているため、途切れにくく安定した通信を確保できる |
2つの端末は、外出用ならポケット型Wi-Fi、自宅用ならホームルーターという棲み分けがきっちりできます。
いずれも無線通信を利用する端末なので、料金プランは共通している点が多いのも特徴です。
工事不要のメリットも共通しています。
光回線とホームルーター
光回線とホームルーターの違いは、回線工事の有無と通信の安定性です。
回線工事 | 通信の安定性 | |
光回線 | 工事費がかかる工事当日は立ち会いが必要 | 通信速度、安定性ともにホームルーターを上回る |
ホームルーター | 工事の必要がないため、工事費はかからない工事日の調整などの手間がかからない | 通常の接続には問題ないものの、光回線には劣る |
2つの違いを考慮すると、通信速度と安定性を求める場合は、光回線が適しています。
FPS系のオンラインゲームや高画質動画のストリーミング再生など、通信性能に依存するコンテンツを楽しみたい場合は、光回線を選択しましょう。
ホームルーターをおすすめできる人
実際にホームルーターを利用するにあたって、どのような人におすすめできるのでしょうか。
おすすめできる人の利用シーンを4点、ピックアップしました。
- 工事は面倒だけど速いインターネット回線が欲しい人
- 自宅用のWi-Fiとしてすぐに用意したい人
- できるだけ通信費を抑えたい一戸建てに住んでいる人
- 引っ越しの際にできるだけ手間を省きたい人
工事は面倒だけど速いインターネット回線が欲しい人
「工事は面倒だし、立ち合いの都合がつきにくい」または「賃貸の光回線開通工事の許可が取りにくい」という人は、ホームルーターの利用がおすすめです。
端末によっては光回線にも劣らない通信速度を持つものもありますし、月額料金も光回線と同程度のプランもあります。
工事なしである程度のデータ通信を行う人にとって、ホームルーターは良い選択肢となるでしょう。
自宅用のWi-Fiとしてすぐに用意したい人
仕事の都合で、今日からでもインターネット通信を使いたいという人には、ホームルーターの利用がおすすめです。
前述の通り、工事の手間がないためすぐにでもWi-Fi通信をスタートできます。
仕事用として使うことを想定すると、データ通信無制限はありがたい限りです。
ドキュメントの編集やメールの送受信、zoomなどのオンライン会議にも難なく対応してくれるでしょう。
できるだけ通信費を抑えたい一戸建てに住んでいる人
ホームルーターの利点の一つに、コンセントを挿す場所があればどこでも利用できるメリットがあります。
Wi-Fiの電波が途切れがちな一軒家では、設置場所の選択肢が広いホームルーターが活躍してくれるでしょう。
また、スマートフォンとのセット割やキャンペーンによって、月々の利用料を抑えられるメリットもあります。
できるだけ通信費を抑えたい人は、戸建ての住環境があればホームルーターを選んだ方が良いでしょう。
引っ越しの際にできるだけ手間を省きたい人
ホームルーターの場合、工事の必要がなく登録住所の変更のみで利用できるため、光回線に比べるとお手軽さは段違いです。
光回線は引越しの際に、旧住所の契約を解除して新しい転居先で契約をしなおす手間がかかります。
必要に応じて工事も行われるため、引越しの計画とともに事前に工事日などの段取りを組む必要があります。
引越しの際に余計な手間をかけたくない人は、ホームルーターを利用すると良いでしょう。
光回線の方が良い人
ホームルーターの利用よりも光回線の利用の方が向いているケースを2つ、ピックアップしました。
- オンラインゲームなど速度の速い回線が必要な人
- できるだけ通信費を抑えたい集合住宅住まいの人
光回線は自宅に接続して、快適か通信を楽しむための通信です。
今や多くの人が光回線を利用しています。
ホームルーターは利便性が高く、あらゆる用途に適しているかのように思われますが、光回線の方が向いている人も実は多く存在します。
オンラインゲームなど速度の速い回線が必要な人
一般的なインターネット通信の中で、もっとも安定した高速通信を必要とするのはオンラインゲームです。
インターネット通信を通じて誰かとゲーム対戦する以上、通信が極端に遅く、安定していないとゲームとして成立しません。
FPSのように数コンマ単位の動きが勝敗を分けるゲームならなおさらでしょう。
オンラインゲームが目的でインターネット回線を使いたい人は、最初から光回線を自宅へ繋ぎましょう。
開通工事が面倒という理由でホームルーターやポケット型Wi-Fiを選んでしまうと、後々後悔します。
できるだけ通信費を抑えたい集合住宅住まいの人
光回線導入済みの集合住宅は、回線を多くの世帯で共有するため、月額料金が安く抑えられています。
ホームルーターやポケット型Wi-Fiの月額料金よりも安いケースもしばしばです。
自分が住んでいる集合住宅がマンションプランに適合する場合、光回線を選んだ方が良いでしょう。
比較的割安な料金で、安定した光回線を利用できます。
しかし、光回線の魅力の一つである高速通信は体感できない可能性があります。
建物の光回線がVDSL方式を採用している場合、最大通信速度は100Mbpsです。
また、多くの人が接続する時間帯は、極端に通信速度が低下する可能性があります。
料金と通信速度のバランスを考えると、光回線とホームルーター、どちらを選ぶべきか迷いどころではあります。
ホームルーターを選ぶときの比較ポイント
ホームルーターを選ぶときに押さえておきたい比較ポイントを5つ、紹介します。
- 実質月額料金
- 最大通信速度
- データ容量
- 契約期間
- 対応エリア
ホームルーター選びのポイントは、通信速度や実質月額料金、データ容量など、注目ポイントはいくつもあります。
ポイントが多すぎて迷いがちですが、まずは自分の用途をはっきりさせることが大事です。
なんのために使うのかが明らかになれば選ぶのそれほど苦痛にはならないでしょう。
性能ばかりに目を奪われがちですが、ホームルーターそのものの佇まいや空気感も大切です。
長らく部屋に設置する物なので、インテリアに沿うものなのか、よく見極めてみましょう。
実質月額料金
毎月かかる月額料金は、実質月額料金を確認するようにしましょう。
ホームルーターを契約する際、発生するのは月額料金だけではありません。
契約前には初期手数料、契約中には月額料金とオプション料金、解約時には解約金がかかるケースもあります。
契約する会社によっては、月額料金の割引きキャッシュバックがあります。
全ての料金を相殺した金額が実質月額料金です。
安ければいいという訳でもありませんが、毎月払う金額なのでサービスとのバランスをよく考えて、適正範囲なものを選ぶようにしましょう。
月額料金だけをみてしまうと、本当にお得な契約なのか、わかりにくくなってしまいます。
最大通信速度
ホームルーター選びには、通信速度も重要なポイントです。
端末料金やプランの月額料金が安くても通信速度が遅ければ本末転倒です。
端末ごとに最大通信速度が公開されていますが、実際にはあまり参考になりません。
最大通信速度は通信会社が理論上の計算で算出した速度です。
実際に、最大通信速度が出ることはありません。
通信速度を比較するときは、実測値を参考にしましょう。
利用する場所や端末、時間帯によって数値は異なりますので、WEBサイトや口コミなどで自分が利用する場所の実測値をよく確認しましょう。
データ容量
多くのホームルーターはデータ通信量無制限ですが、端末やプランによっては時間帯に応じて速度制限がかかるケースもあります。
ホームルーターは毎日利用するものなので、通信制限がかかってしまうと途端に不便さを感じてしまうでしょう。
通信制限はデータを存分に利用したい人にとっては、足に付けられたクサリ同然です。
余計な重さは、取っ払って身軽な気持ちで存分にデータ通信を楽しみたいものです。
契約後に後悔しないように、最初からデータ容量や速度制限に関する条件をよく確認しておきましょう。
契約期間
契約期間はホームルーターのプロバイダによって、契約期間の有無と解約違約金の金額に差があります。
契約期間がないプロバイダなら、思ったよりも通信速度が遅い、接続が不安定などの不満が出た場合でも気兼ねなく簡単に乗り換えができます。
以前の解約違約金はそれなりに大きな金額でしたが、近年解約違約金の上限は月額料金の1か月と定められました。
ホームルーターの場合あまり大きな金額にはならないため、ホームルーター選びのポイントとして、解約違約金の有無は優先度低めに考えても良いでしょう。
対応エリア
会社ごとに利用する回線が異なるため、ホームルーターを利用できるエリアは異なります。
都道府県全体で見ると対応エリア内なのに、地域ごとに見ると対応エリア外というケースもあります。
提供されている回線しだいでは、せっかく契約したのに自宅が契約エリア外だった、ということになりかねません。
各通信会社にて、対応エリア内を確認するための確認ツールが用意されていますので、利用を検討する場合、エリアの確認は怠らないようにしましょう。
4つのホームルーターデバイスを徹底比較
各通信会社で販売されている主なホームルーターを4つピックアップして、一覧表へまとめました。
最大通信速度(5G通信) | 端末価格 | 重量 | 容量 | |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | 2.7Gbps(下り)183Mbps(上り) | 21,780円 | 446g | 無制限 |
Airターミナル5 | 2.1Gbps(下り)記載なし(上り) | 71,280円 | 1,086g | 無制限 |
home 5G HR01 | 4.2Gbps(下り)218Mbps(上り) | 39,600円 | 720g | 無制限 |
楽天turbo | 2.1Gbps(下り)218Mbps(上り) | 41,580円 | 774g | 無制限 |
それぞれのホームルーターごとに詳細を説明します。
高速通信と安定性を実現するSpeed Wi-Fi HOME 5G L12/WiMAX
メーカー名 | NECプラットフォームズ株式会社 |
最大通信速度 | 2.7Gbps(下り)183Mbps(上り) |
端末価格 | 21,780円 |
重量 | 446g |
使用回線 | au 5Gau 4G LTEWiMAX 2+ |
「Speed WiFi HOME 5G L12」は、NECプラットフォームズが製造しているホームルーターデバイスです。
WPS機能を使ってWi-Fi接続できるのみならず、スマートフォンを使ってホームルーター底面に貼ってあるQRコードを読み込むだけで、簡単にインターネット接続が完了します。
また、TWT技術によって接続している端末のバッテリー消費を抑えられる点も見逃せないポイントです。
在宅中に自動でWi-Fiに接続されていたとしても、端末を利用していなければ無駄に電池を消耗することはありません。
インテリアに馴染みやすい白色のスタイリッシュボディも魅力ポイントの一つです。縦長のデザインなので床面積が狭い場所でも設置しやすいです。
5G対応でより高速通信ができるようになったAirターミナル5/ソフトバンクエアー
メーカー名 | OPPO社 |
最大通信速度 | 2.1Gbps(下り)記載なし(上り) |
端末価格 | 71,280円 |
重量 | 1,086g |
使用回線 | SoftBank 5GSoftBank 4G LTESoftBank 4GSoftBank 3G |
「Airターミナル5」は、OPPO社が製造しているホームルーター端末です。
ソフトバンクのホームルーター端末の中では、唯一5Gに対応しています。
下りの最大通信速度は2.1Gbps、通信容量は無制限です。
端末の料金は他のホームルーター端末に比べても飛び抜けて高いです。
しかし、実際にはプロバイダが提供するプランによって端末の料金は実質無料となることが多くあります。
重さは1kgもあるため持ち運びには向いておらず。据え置きでの利用が前提となっています。
ソフトバンクのスマートフォンを使っている人は、セット割やキャンペーン適用の対象となるため、おすすめの端末です。
ドコモのホームルーターhome 5G HR01/docomo
メーカー名 | シャープ株式会社 |
最大通信速度 | 4.2Gbps(下り)218Mbps(上り) |
端末価格 | 39,600円 |
重量 | 720g |
使用回線 | docomo 5Gdocomo 4G LTE |
「home 5G HR01」は、シャープ株式会社が製造しているホームルーター端末です。
下りの最大通信速度は4.2Gbpsとなっており、その速度は固定回線に勝るとも劣りません。
面倒な開通工事なくしてインターネット回線を引いているような快適さを味わえるのは、メリットではないでしょうか。
同時最大接続数は65台なので、小規模な店舗でも利用できます。
端末のカラーはどんな部屋にも馴染みやすいシックな黒色です。
家中つなげても快適なWi-Fi通信ができる楽天turbo/楽天モバイル
メーカー名 | Sercomm Corporation |
最大通信速度 | 2.1Gbps(下り)218Mbps(上り) |
端末価格 | 41,580円 |
重量 | 774g |
使用回線 | 楽天回線 5G sub6エリア楽天回線 4G LTEエリア |
「楽天turbo」は、Sercomm Corporationが製造している楽天モバイルのホームルーター端末です。
5G回線に対応しており、基本的にデータ通信量無制限で利用できるため、煩わしさを感じることなく利用できます。
月額料金は、楽天turboプラン料金キャンペーンによって、1年間は1,980円の格安料金で利用できます。
同時接続台数は128台となっており、スマートフォンのWi-Fi接続を始めとして、Wi-Fi対応の家電機器Iotとの接続など、多くの機器を同時に接続できます。
個人利用だけでなく、小規模店舗やちょっとした休憩スペースでも活用できそうです。
料金が安いホームルーターのプランを比較
各ホームルーターの料金プランを一覧表にまとめました。
それぞれのプランについて、詳細を説明します。
月額料金 | 実質月額 | 初期費用 | 端末代金 | 通信速度 | |
モバレコAir(端末購入プラン) | 契約月:1,320円 1~11ヶ月:3,080円 12~23ヶ月:4,180円 24ヶ月~:5,368円 | 2,912円 | 3,300円 | 71,280円 | 2.1Gbps(下り)記載なし(上り) |
(レンタルプラン) | モバレコAir1~24ヶ月:4,598円 25ヶ月~:5,907円 レンタル料金:539円 | 4,736円 | 3,300円 | レンタル料金のみ | 2.1Gbps(下り)記載なし(上り) |
au ホームルーター5G | 1ヶ月目:4,620円 2~13ヶ月目:3,278円 14ヶ月目~:5,170円 | 5,953円 | 3,300円 | 39,600円〜48,600円 | 2.7Gbps(下り)183Mbps(上り) |
home 5G プラン | 4,950円 | 4,950円 | 3,850円 | 39,600円〜71,280円 | 4.2Gbps(下り)218Mbps(上り) |
Rakuten Turbo 5G | 4,840円 | 3,978円 | 3,300円 | 41,580円 | 2.1Gbps(下り)218Mbps(上り) |
データ容量無制限で利用できるモバレコAir
モバレコAirは、株式会社グッド・ラックが運営するホームルーターサービスです。
ソフトバンクの回線を利用するサービスで、通信速度や端末はソフトバンクエアーと同一ですが、独自のキャンペーンや割引により、ソフトバンクエアーよりもお得に利用できます。
モバレコAirが展開している主なキャンペーンは次のとおりです。
・34,000円のキャッシュバック
・月額料金最大1,000円割引
・他社の違約金や撤去工事費用の満額を還元
その他、クレジットカードの他に口座振替やコンビニ払いへの対応や、同額でポケット型Wi-Fiも利用できるWi-Fi革命セットなど、独自の料金プランでユーザーへアピールしています。
キャンペーンに注目してホームルーターを探している人には、ぴったりのプランではないでしょうか。
モード別ネットワークに対応しているau ホームルーター5G
au ホームルーター5Gプランでは、auの4G LTE、WiMAX 2+、5Gの3つの回線が利用可能です。
エリアや電波状況に応じて最適な回線が自動的に選択されるため、いつも安定した電波での通信が可能です。
また、auスマートバリューや自宅セット割などのセット割引が適用できます。
これらのセット割引を適用することで、月額料金はさらにお得になります。
auのスマートフォンを使っている人にとって、セット割は見逃せないサービスです。
au ホームルーター5Gプランは、工事不要ですぐにインターネットを利用したい人、高速な通信速度を求める人、auのスマートフォンや携帯電話を利用している人などにおすすめです。
セット割がお得なhome 5G プラン
ドコモhome 5Gのプランはとてもシンプルです。
月額4,950円、端末代金は月々サポートによって実質無料、このプランの一つだけです。
ドコモのスマートフォンや携帯電話を利用している場合、セット割引が適用できます。
ドコモのスマートフォンを日頃から利用している人にとっては、大きなメリットを得られるでしょう。
ドコモのhome 5G プランは、工事不要ですぐにインターネットを利用したい人、高速な通信速度を求める人、ドコモのスマートフォンや携帯電話を利用している人などにおすすめです。
楽天モバイルとの相性が良いRakuten Turbo 5G
Rakuten Turbo 5Gは、楽天モバイルが提供するホームルーターサービスです。
楽天モバイルの4G/5G回線を使用しており、5G通信時には最大2.1Gbpsの高速通信に対応しています。
通信機器を同時に128台まで接続できるので、スマート家電が多い場合も問題なく接続できます。
工事いらずですぐに利用できる点や、データ容量無制限は他のホームルータと同じですが、Rakuten Turboは支払いに楽天ポイントが使えるメリットがあります。
日頃から楽天のサービスを利用している人にとって、楽天ポイントでの支払いができる点は大きなメリットとなるのではないでしょうか。
また、Rakuten Turboは楽天ポイントアッププログラムの対象で、利用すると2倍になります。
ホームルーターの申し込みから開通までの流れ
ホームルーター選びが完了すると、開通まであと少しです。
ホームルーターの申し込みから開通までの一連の流れを紹介します。
- 対応エリアの確認
- お得な申し込み窓口から申し込みする
- 初期設定のあと通信の確認
- キャッシュバックの申請を忘れない
特に難しいことはありませんが、最初のエリア確認だけは念入りにしておいた方が後悔がありません。
せっかく選んだのに使えなかった、なんてことになると本末転倒です。
エリア確認の時点では、特にしっかり確認するよう注意しましょう。
対応エリアの確認
ホームルータの利用を思い立ったら、まずはエリアの確認をしましょう。
対応エリア外の地域では、電波が届かないため利用できません。
また、5G対応のホームルーターを使う場合、5Gエリアに対応しているかも要確認です。
WiMAX、ドコモ、ソフトバンク、楽天それぞれのキャリアは公式サイトにて5Gエリアの情報を後悔しています。
ホームルータの利用を検討する前に、対応エリアは必ず確認しましょう。
お得な申し込み窓口から申し込みする
ホームルーターはサービスによってキャッシュバックキャンペーンが異なります。
家電量販店などの店頭で申し込む方法もありますが、その場合はキャッシュバックキャンペーンの対象外となってしまいます。
キャッシュバックを受け取りたい場合、代理店や提携サイトなど、インターネットを介した申し込みがぴったりです。
キャッシュバックの条件や、受け取り方法がわかりにくいケースもありますので、事前によく確認した上で申し込み窓口を選ぶようにしましょう。
初期設定のあと通信の確認
ホームルーターの申し込みが終わればすぐに端末が届きます。
端末が届けばあとは初期設定を完了するだけで利用開始できます。
初期設定は、電源アダプターをコンセントに挿して、WPSボタンを1〜3秒程度おすだけです。
これだけの初期設定ですぐに利用できるのは、ホームルーターのメリットと言っても良いでしょう。
キャッシュバックの申請を忘れない
ホームルーターの利用を始めてしまうとつい忘れてしまいがちですが、キャッシュバックの受け取り条件を改めて確認しておきましょう。
半年後に届くメールからのアクセスが必要であったりと、中にはとてもわかりにくく条件が設定されていることがあります。
申請が半年後など遠くに設定されている場合、リマインドなどを使って忘れないように工夫が必要です。
おすすめホームルーター選びでよくある質問
ホームルーター選びの際によくある質問を5つ、ピックアップしました。
- データ無制限のホームルーターは?
- ホームルーターは一人暮らしにおすすめできる?
- 登録住所以外では利用できない?
- ホームルーターの通信速度が遅いときは?
- ホームルーターでオンラインゲームは厳しい?
ホームルーター選びにも迷いはつきもので、数多くの素朴な疑問が寄せられます。
しかし、素朴であればあるほどに、物事の本質をついている質問は多いものです。
素朴な疑問の数々から本質をつく質問を見極めることはできるのでしょうか。
データ無制限のホームルーターは?
月間のデータ容量無制限で利用できるホームルーターはありますが、厳密には完全無制限で利用できるホームルーターはありません。
SoftBank、WiMAX、ドコモ、楽天モバイル、いずれの会社でも、回線が混雑する場合や直近のデータ使用量が多い場合に速度制限の可能性があると記載されています。
ホームルーターは一人暮らしにおすすめできる?
ホームルーターは一人暮らしにもおすすめできますし、ファミリー世帯にもおすすめできます。
ある程度の同時接続に対応しているため、単身者から3〜4人家族でも十分許容範囲内です。
ポケット型Wi-Fiとホームルーターを比較している人も多いと思いますが、安定した通信を求める人や、多くの機器を接続する人は、ポケット型Wi-Fiよりもホームルーターがおすすめです。
登録住所以外では利用できない?
auホームルーターを除くWiMAXは、対応エリア内であれば、登録した住所以外でも利用できます。
ソフトバンク、ドコモ、楽天モバイルは登録した住所以外での利用は認められていません。
登録していない住所で利用を続けると、強制的に解約されるケースもあります。
決められたルールを守りつつ利用するようにしましょう。
ホームルーターの通信速度が遅いときは?
ホームルーターの電源をずっと入れている場合は、本体の再起動のみで通信状況が改善するケースもあります。
ホームルーターは基地局から電波を受信して無線でWi-Fi接続を行うため、障害物によって通信速度が遅くなる場合も考えられます。
通信速度の遅さを感じたら、ホームルーターを窓際や少し高い場所に設置してみましょう。
障害物を避けてみると改善することもあります。
ホームルーターでオンラインゲームは厳しい?
ホームルーターでもオンラインゲームはできます。
しかし、満足にプレイするには少々厳しいかもしれません。
特に、APEXやフォートナイトなどの対戦型ゲームの場合、ラグが発生してしまい、楽しくゲームができない可能性は高いです。
思う存分ゲームを楽しみたい場合、ホームルーターよりも光回線をおすすめします。
まとめ ホームルーターをおすすめできる人とは
ホームルーターは工事いらずでそれなりの通信環境が構築できる優れた端末です。
端末代金は長い間利用を続けると料金プランによって相殺されることが多く、ユーザーにとってお得なプランが多いです。
一方、利用データ量が多い人や、通信速度の安定を求める人には向いていません。
料金プランによっては光回線の方が安いこともあるため、自分の用途と環境をよく考えた上でホームルーターを選ぶようにしましょう。