マンションでおすすめな光回線10選!利用開始する方法・注意点・遅いときの対処法も解説

マンションでおすすめな光回線10選!利用開始する方法・注意点・遅いときの対処法も解説

「マンションにおすすめな光回線はどれ?」「マンションで光回線を導入する方法が知りたい」

結論からいえば、マンションにおすすめな光回線はは以下の通りです。

マンションでおすすめな光回線
  • auひかり
    →独自回線で通信の安定が期待できる
  • NURO 光
    最大速度10Gbpsで快適な通信速度が期待できる
  • ビッグローブ光
    Wi-Fiルーターを1年間無料でレンタルできる

また、マンションで光回線を利用するには、導入に関する確認と開通工事が必要です。

この記事では、マンションでおすすめな光回線とマンションで光回線を利用する方法を詳しく解説します。

マンションで光回線を導入するときの注意点やマンションの光回線が遅いと感じたときの対処法も解説するため、マンションで光回線の導入を検討している人は参考にしてみてください。

目次

マンションで光回線を利用する方法は?導入に関する確認と開通工事が必要

マンションで光回線を利用する方法

マンションで光回線を利用する方法は、以下の通りです。

マンションで光回線を利用する方法
  • 建物オーナーや管理会社に光回線の導入に関する確認をする
  • 光回線業者に依頼して開通工事を行う

確認を行う理由は、場合によっては光回線を導入できない場合があるためです。

許可が下りないなどの理由で光回線の開通工事が行えない場合には、光回線を導入できません。

マンションタイプごとの対応状況に応じたインターネットの利用方法は、以下の通りです。

マンションの
タイプ
対応状況インターネットの利用方法
インターネット
完備のマンション
各部屋までインターネット・光回線が開通しているインターネット・光回線をすぐに無料で利用できる
インターネット
対応のマンション
建物の共用部までインターネット・光回線が開通している部屋まで光回線を引き込む工事を行う
インターネット
未導入の
マンション
マンションにインターネット回線がまったく導入されていない・電線から建物へ光ファイバーケーブルを引き込む工事を行う
・開通工事不可な場合はホームルーターまたはポケット型Wi-Fiを利用する

次の項目からは、マンションのタイプごとにマンションで光回線を利用する方法を解説します。

光回線が部屋まで導入されている場合には契約のみで利用を開始できる

マンションの
タイプ
対応状況インターネットの利用方法
インターネット
完備のマンション
各部屋までインターネット・光回線が開通しているインターネット・光回線をすぐに利用できる

光回線が部屋まで導入されている場合には、プロバイダとの契約のみで利用を開始できます。

プロバイダとは、ネット回線をインターネットと繋げる役割を担う接続事業者です。

既に部屋の中に光コンセントが設置されている場合、無派遣工事で光回線を利用できます。

無派遣工事とは局内のみで完結する工事であり、立ち会いをせずに完結します。

開通までの流れは、以下の通りです。

光回線が部屋まで導入されている場合の開通までの流れ
  • プロバイダと契約する
  • 工事内容・開通日を確認する
  • 無派遣工事ならプロバイダーから機器が送られてくる
  • 光コンセントと機器を接続する
  • インターネットに接続する端末を機器に接続する

無派遣工事で光回線を開通する場合には、プロバイダと契約してから最短1週間ほどで機器が届きます

よって、光回線が部屋まで導入されている場合にはプロバイダとの契約のみで利用開始できる場合が多いです。

光回線が共用スペースまで導入されているなら配線工事が必要になる

インターネット完備のマンションで光回線開通までに確認すること
  • 建物のオーナーまたは管理会社に光回線が共有スペースまで引き込まれているかどうかを確認する
  • マンション内の配線方式を確認する

インターネット完備のマンションであれば、光回線がどこまで引き込まれているのかと配線方式を建物のオーナーまたは管理会社に確認しましょう。

光回線が共用スペースまで導入されている場合には、部屋まで配線を引き込む工事が必要になります。

宅内の工事となるため、立ち会い工事の日程調整が必要です。

また、部屋まで光回線を引き込む工事は、業者に依頼する際にマンションの配線方式を伝える必要があります。

配線方式とは、マンション内での配線です。

マンションの共有スペースから各部屋に共有する配線方式の種類は、以下の通りです。

配線方式の名前特徴
光配線方式光ファイバーケーブルが各部屋まで行き渡っている
VDSL方式共有部分から各部屋までにメタルケーブル(電話線)を利用している
LAN配線
方式
共有部分から各部屋までをLANケーブルでつないでいる

電柱からマンションまでは光ファイバーケーブルで繋がっているとしても、マンション内は光回線以外の配線を使用している場合があります。

光回線の対応範囲が共用スペースまでと心当たりがある場合には、建物のオーナーまたは管理会社にマンション内の配線方式を確認しましょう。

光回線が導入されていない場合には導入の可否と光回線の種類を確認する

マンションの
タイプ
対応状況インターネットの利用方法
インターネット
未導入の
マンション
マンションにインターネット回線がまったく導入されていない・電線から建物へ光ファイバーケーブルを引き込む工事を行う
・開通工事不可な場合はホームルーターまたはポケット型Wi-Fiを利用する

光回線が導入されていない場合には、導入の可否を建物のオーナーまたは管理会社に確認しましょう。

マンションに光回線が未導入の場合、電柱から建物へ光回線を引き込む大がかりな工事が必要になるためです。

インターネット未導入のマンションで光回線を利用する手順
  • 建物のオーナーまたは管理会社などに光回線の導入してもよいかを確認する
  • エリア内で利用できる光回線の種類を調べる

インターネット未導入のマンションで光回線の導入を検討する場合には、建物オーナーや管理会社に工事の可否を確認しましょう。

光回線が導入できないマンションは他の手段を考える

建物オーナーや管理会社から光回線に関する許可が下りなかった場合には、他の手段でインターネットを導入しましょう。

マンションで工事をせずにインターネットを利用する方法は、以下の通りです。

マンションでインターネットを光回線以外で利用する方法
  • ホームルーター
  • モバイルWi-Fi

ホームルーターとモバイルWi-Fiは、いずれもモバイル回線でインターネットを利用できます。

ホームルーターとモバイルWi-Fiの違いは、持ち運びができるかどうかです。

ホームルーターはコンセントが必要なため、屋内で据え置きで利用します。

モバイルWi-Fiは充電式であり、自宅以外の場所でも通信エリア内なら外出先でもインターネット接続が可能です。

マンションで光回線を導入する許可が下りなかった場合には、工事不要で利用できるホームルーターやモバイルWi-Fiの利用を検討しましょう。

参考:これだけはやっておきたい!「無線LAN情報セキュリティ3つの約束」|政府広報オンライン

マンションにおすすめの光回線10選!料金・通信速度で厳選

マンションにおすすめの光回線を紹介します。

選出基準は、以下の通りです。

選出基準
  • 料金
  • 通信速度
光回線の名前マンション
プランの月額
特徴回線の種類セット割工事費用プロバイダ契約
auひかり
細はこちら
4180円〜独自回線で通信の安定が期待できる独自回線au、UQモバイル実質無料必要
NURO 光
詳細はこちら
5,217円最大速度10Gbpsで快適な通信速度が期待できる独自回線ソフトバンク実質無料不要
ビッグローブ光
詳細はこちら
4,378円Wi-Fiルーターを1年間無料でレンタルできるNTT回線au、UQモバイル実質無料不要
ソフトバンク光
詳細はこちら
4,400円開通工事が完了するまで無料でWi-FiをレンタルできるNTT回線ソフトバンク、ワイモバイル10,560円~不要
エキサイトMEC光
詳細はこちら
3,355円~解約時の違約金がないNTT回線なし22,000円必要
GMO
とくとくBB光
詳細はこちら
4,290円乗り換えじゃなくても最大30,000円キャッシュバックがあるNTT回線なし25,300円~26,400円不要
楽天ひかり
詳細はこちら
4,180円楽天モバイルとのセットで総額が安くなるNTT回線楽天モバイル16,500円~19,800円必要
おてがる光
詳細はこちら
3,608円マンションタイプの月額料金が3,608円で利用できるNTT回線なし15,000円不要
So-net 光
詳細はこちら
4,928円2年以上の利用で工事費用が実質無料になるNTT回線au、UQ mobile、NUROmobile実質無料(26,400円)不要
andline光SE
詳細はこちら
3,500円IPoE接続を課金なしで利用できるNTT回線ドコモ22,000円不要

auひかりは独自回線で通信の安定が期待できる

おすすめポイント
  • 独自回線で通信の安定が期待できる
  • 最大151,250円キャッシュバックが受けられるからお得に契約できる
  • au・UQ mobileのスマホ料金が安くなる

auひかりは、独自回線で通信の安定が期待できます。

独自回線は利用者が少ないことで、以下のようなメリットが得られます。

独自回線のメリット
  • 遅延しにくい
  • 回線速度が速い

よって、auひかりは回線速度を重視する人におすすめです。

また、auスマートバリューや自宅セット割によって、au・UQ mobileのスマホ料金が永年安くなります

さらに、最大151,250円のキャッシュバックを受けられるため、工事費用がかかったとしても負担が少ないです。

キャッシュバックをお得に受けるには、以下の代理店がおすすめです。

キャンペーンが充実しているauひかりでお得に光回線を導入しましょう。

auひかりの
公式サイトはこちら

マンション
プランの月額
4180円〜
回線の種類独自回線
セット割au、UQモバイル
工事費用実質無料
プロバイダ契約必要
提供エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリア

NURO 光は最大速度10Gbpsで快適な通信速度が期待できる

おすすめポイント
  • 最大速度10Gbpsで快適な通信速度が期待できる
  • 36ヵ月間の継続利用で工事費用が実質無料になる
  • ソフトバンクのスマホ料金が安くなる

NURO光は、最大速度10Gbpsで快適な通信速度が期待できます。

独自回線で混雑しづらく、一般的な通信規格よりも速い通信規格を採用しているためです。

また、NURO光を契約するとソフトバンクのスマホ料金が安くなります。

さらにNURO光は工事費用やキャッシュバックに関するキャンペーンが充実しています。

NURO光の契約でおすすめの代理店は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社です。

NURO光でコスパ良く快適な回線速度の光回線を利用しましょう。

NURO光の
公式サイトはこちら

マンション
プランの月額
5,217円
回線の種類独自回線
セット割ソフトバンク
工事費用実質無料
プロバイダ契約不要
提供エリア北海道・宮城県
関東地方全域・愛知県・静岡県・岐阜県
近畿地方全域・広島県・岡山県・福岡県・佐賀県

ビッグローブ光はWi-Fiルーターを1年間無料でレンタルできる

おすすめポイント
  • Wi-Fiルーターを1年間無料でレンタルできる
  • 下り最大1Gbpsで遅延のストレスを低減できる
  • 最大45,000円のキャッシュバックが受けられる

ビッグローブ光は、Wi-Fiルーターを1年間無料でレンタルできます。

13か月目からは550円で利用できるため、光回線の利用に関する総額を節約することが可能です。

また、ビッグローブ光ではNTTの光回線を利用できます。

回線速度は下り最大1Gbpsであり、遅延のストレスを低減できることが特徴です。

さらに、ビッグローブ光では最大45,000円のキャッシュバックが受けられます。

お得にビッグローブ光を利用開始できるおすすめの代理店は、以下の通りです。

ビッグローブ光のおすすめ代理店

おすすめの代理店からビッグローブ光を契約して、お得なキャンペーンを受けてみましょう。

ビッグローブ光の
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マンション
プランの月額
4,378円
回線の種類NTT回線
セット割au、UQモバイル
工事費用実質無料
プロバイダ契約不要
提供エリア全国

ソフトバンク光は開通工事が完了するまで無料でWi-Fiをレンタルできる

おすすめポイント
  • 開通工事が完了するまで無料でWi-Fiをレンタルできる
  • オプションパックでIPv6を利用できる
  • スマホ料金の割引が家族にも適用される

ソフトバンク光は開通工事が完了するまで、無料でWi-Fiをレンタルできます。

契約から開通工事までに時間がかかったとしても、インターネット環境で不自由するリスクが少ないです。

また、ソフトバンク光ではオプションパックでIPv6を利用できます。

IPv6は通常とは接続方式を利用できるため、回線混雑緩和によって快適にインターネットへ接続できる場合があります。

ソフトバンク光の
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マンション
プランの月額
4,400円
回線の種類NTT回線
セット割ソフトバンク、ワイモバイル
工事費用10,560円~
プロバイダ契約不要
提供エリア全国

エキサイトMEC光は解約時の違約金がない

おすすめポイント
  • 解約時の違約金がないから引越し時の負担を低減できる
  • 追加料金なしで高速通信を利用できる
  • 10Gプランを提供している

エキサイトMEC光は、解約時の違約金がありません。

契約期間に縛りがないため、引越しの予定がある場合でも気軽に利用を開始できます

また、エキサイトMEC光はIPv6が標準であり、高速通信を追加料金なしで利用することが可能です。

さらに高速通信を求める人へ向けて10Gプランも提供しており、利用環境にあわせて選ぶことができます。

エキサイトMEC光の
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マンション
プランの月額
3,355円~
回線の種類NTT回線
セット割なし
工事費用22,000円
プロバイダ契約必要
提供エリア全国

GMOとくとくBB光は乗り換えじゃなくても最大30,000円キャッシュバックがある

おすすめポイント
  • 乗り換えじゃなくても最大30,000円キャッシュバックがある
  • 解約・違約金0円で気軽に利用できる
  • プロバイダを選ぶ手間がないから申し込み時の負担が少ない

GMOとくとくBB光は、新規契約でも最大30,000円キャッシュバックがあります。

初めて光回線の契約をする人も、キャッシュバックでお得に利用を開始することが可能です。

さらに、GMOとくとくBB光は契約期間に縛りがなく、解約違約金0円で気軽に利用できます。

今後引越しが想定される場合でも、解約時の不安を低減して光回線の利用を開始できます。

また、GMOとくとくBB光は回線利用料にプロバイダが含まれていることが特徴です。

契約する際にも自分でプロバイダを選ぶ必要がないため、契約する前の負担を低減できます。

GMOとくとくBB光の
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マンション
プランの月額
4,290円
回線の種類NTT回線
セット割なし
工事費用25,300円~26,400円
プロバイダ契約不要
提供エリア全国

楽天ひかりは楽天モバイルとのセットで総額が安くなる

おすすめポイント
  • 楽天モバイルとのセットで総額が安くなる
  • 楽天ポイントの還元率が上がる
  • 提供エリアが全国だから提供エリアで困りにくい

楽天ひかりは、楽天モバイルとのセットで通信費の総額が安くなります。

楽天ひかりの新規契約で楽天モバイルを利用すると、光回線の通信費が1年間無料です。

さらに楽天ひかりと楽天モバイルの利用によって楽天ポイントの還元率が4倍になります。

楽天ひかりは、普段から楽天サービスを利用する人におすすめです。

楽天ひかりの
公式サイトはこちら

マンション
プランの月額
4,180円
回線の種類NTT回線
セット割楽天モバイル
工事費用16,500円~19,800円
プロバイダ契約必要
提供エリア全国

おてがる光はマンションタイプの月額料金が3,608円で利用できる

おすすめポイント
  • マンションタイプの月額料金3,608円で利用できる
  • 初期費用が無料で光回線導入の初期費用が抑えられる
  • 契約期間に縛りがないから気軽に利用できる

おてがる光は、マンションタイプの月額料金3,608円で利用できます。

さらに契約期間に縛りがなく、解約違約金を気にせず利用を開始することが可能です。

月額料金を抑えられるうえに解約違約金を気にしなくて済みます。

おてがる光は、なるべく安く光回線を利用したい人におすすめです。

おてがる光の
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マンション
プランの月額
3,608円
回線の種類NTT回線
セット割なし
工事費用15,000円
プロバイダ契約不要
提供エリア全国

So-net光は2年以上の利用で工事費用が実質無料になる

おすすめポイント
  • 2年以上の利用で工事費用が実質無料になる
  • 専門スタッフの無料訪問サポートで不安を解消できる
  • スマホセット割の種類が豊富

So-net光は2年以上の継続利用で、工事費用が実質無料になります。

光回線の導入にあたって、工事費用を不安に感じている人にも気軽に利用しやすいです。

また、So-net光では規定を満たす人なら専門スタッフの無料サポートを受けられます。

開通工事後のトラブルにも対応してもらえるため、インターネットへの接続に関する不安がある人にもおすすめです。

So-net光なら初期費用の負担を低減したうえで、充実したサービスが期待できます。

So-net光の
公式サイトはこちら

マンション
プランの月額
4,928円
回線の種類NTT回線
セット割au、UQ mobile、NUROmobile
工事費用実質無料(26,400円)
プロバイダ契約不要
提供エリア全国

andline光SEはIPoE接続を課金なしで利用できる

おすすめポイント
  • IPoE接続を課金なしで利用できる
  • 契約期間に縛りがない
  • 月額550円でセキュリティサービスが利用できる

andline光SEは、IPoE接続を課金なしで利用できます。

IPoE接続とは光回線の通信方法の種類であり、andline光SEでは追加料金なしで利用することが可能です。

IPoE接続のメリット
  • 混雑の影響を受けにくい
  • 遅延などが発生しにくい

また、andline光SEには契約期間に縛りがありません

賃貸にお住まいの場合で今後引越しする可能性がある場合でも、解約違約金を気にせずに利用できます。

andline光SEの
公式サイトはこちら

マンション
プランの月額
3,500円
回線の種類NTT回線
セット割ドコモ
工事費用22,000円
プロバイダ契約不要
提供エリア全国

マンションでおすすめ光回線を導入するときの注意点

マンションの共用部分

マンションでおすすめ光回線を導入するときの注意点は、以下の通りです。

マンションでおすすめ光回線を導入するときの注意点
  • 住んでいるマンション自体が非対応の光回線もある
  • 通信速度はマンションの設備によって異なる
  • 光回線の工事は管理会社または大家さんに許可を取ってから行う
  • 入居時の契約内容によっては退去時に光回線の撤去が必要になる
  • 契約期間内で解約すると違約金がかかる場合がある
  • 移転工事ができない光回線を選んでしまうと引越しで不自由する場合がある

次の項目からは、マンションでおすすめ光回線を導入するときの注意点を詳しく解説します。

住んでいるマンション自体が非対応の光回線もある

光回線を導入する注意点には、住んでいるマンション自体が非対応の光回線もあることが挙げられます。

マンションの都合で光回線が導入できない主な理由は、以下の通りです。

マンションの都合で光回線が導入できない主な理由
  • マンションに既に別の回線が導入している
  • 光回線を繋げる装置のつなぎ口に空きがない

入居者が利用できるインターネットを限定しているマンションの場合、自分だけ光回線を利用するのは難しい可能性が高いです。

また、光回線を分配する装置に空きがなければ工事ができない場合があります。

マンションに光回線を導入する際には、電柱から建物に引き込んだ光ファイバーを分配します。

何らかの事情で分配する装置に空きがない場合にも、マンションで光回線を導入できません。

対応エリアでもマンションの都合で光回線が導入できない場合があるため、注意しましょう。

通信速度はマンションの設備によって異なる

光回線の通信速度は、マンションの設備によって異なります

配線方式の種類によっては、光回線を導入しても遅いと感じる可能性があるため、速度を重視して光回線を導入する場合には注意しましょう。

光回線でも遅くなる場合がある配線方式は、以下の通りです。

光回線でも遅くなる場合がある配線方式
  • VDSL方式
  • LAN配線方式

VDSL方式やLAN配線方式の場合、回線速度が速い光回線を導入したとしてもそこまで回線速度が期待できない可能性があります。

VDSL方式やLAN配線方式だと電柱から建物までは光ファイバーケーブルですが、マンション内はメタルケーブルやLANケーブルなためです。

マンションの配線方式によって通信速度が変わるため、注意しましょう。

光回線の工事は管理会社または大家さんに許可を取ってから行う

光回線の工事は、管理会社または大家さんに許可を取ってから行いましょう。

光回線の工事に許可が必要な理由は、以下の通りです。

光回線の工事に許可が必要な理由
  • 穴あけやビス止めが必要な可能性がある
  • 勝手に工事すると賠償金を請求される場合がある

光回線の開通工事には、マンションの壁に穴あけやビス止めが必要な場合があります。

賃貸だけでなく、分譲マンションの場合も共用部分は所有ではないため許可が必要です。

分譲マンションの場合には、管理会社や管理組合に確認します。

無許可で工事を行うとトラブルに発展して賠償金を請求される場合があるため、必ず確認しましょう。

光回線の工事は、建物のオーナーまたは管理会社に許可をとってから行いましょう。

参考:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について|国土交通省

入居時の契約内容によっては退去時に光回線の撤去が必要になる

賃貸の場合は、退去時に光回線の撤去が必要になります。

賃貸物件の退去時には、入居者に原状回復の義務があるためです。

そのため、光回線の契約後に引越しする場合には基本的に光回線の撤去工事を行います。

撤去工事とは、宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルを撤去する工事です。

光回線の撤去工事に関して知っておきたいこと
  • 撤去工事は光回線を解約・乗り換え・引越しで行う
  • 立ち会いが必要になる
  • 撤去工事の費用は10,000円〜30,000円程度が相場

光回線の撤去工事は、通常1~2時間で完了します。

また、撤去工事は宅内の工事となるため、撤去工事にも契約者または家族の立ち会いが必要です。

多くのケースで、10,000円〜30,000円程度の工事費用がかかります。

光回線の契約時には撤去工事に関する内容も確認しましょう。

契約期間内で解約すると違約金がかかる場合がある

光回線を契約期間内で解約すると、違約金がかかる場合があります。

契約期間に縛りがある光回線の場合、契約期間内に解約すると違約金がかかるため注意しましょう。

光回線の違約金に関して確認したいポイントは、以下の通りです。

光回線の違約金に関して確認したいポイント
  • 契約期間
  • 違約金の金額

光回線の違約金で出費を防ぐには、契約更新期間を確認してなるべく契約更新月に解約しましょう。

ほとんどの光回線業者では、契約更新月に解約すると違約金がかからないためです。

また、違約金は光回線の業者によって提示している金額が様々です。

光回線を契約する前に違約金の金額を確認しておくと、想定外にお金がかかるリスクを低減できます。

契約前には、違約金に関する内容を確認しましょう。

移転工事ができない光回線を選んでしまうと引越しで不自由する場合がある

移転工事ができない光回線を選んでしまうと、引越しで不自由する場合があります。

光回線の契約後に引越しをする場合、現在使用している光回線の移転か解約の二択となるためです。

移転工事ができない光回線を選んでしまうデメリット
  • 引越し先で利用できる光回線を探す手間が生じる
  • 契約期間内の解約だと違約金がかかる場合がある

移転工事ができない光回線を選んでしまうと、引越し先でインターネットを利用するには新規契約となります。

自分の都合にあう光回線の業者を探して工事の手配をする必要があるため、時間や手間がかかる可能性が高いです。

また、契約内容によっては解約に違約金がかかる場合があります。

引越しするときの負担を減らすためにも、移転工事ができる光回線を選びましょう。

マンションの光回線が遅いと感じたときの対処法

マンションの光回線が遅いと感じたときの対処法は、以下の通りです。

マンションの光回線が遅いと感じたときの対処法
  • パソコンの再起動または利用場所の移動
  • Wi-Fiルーターやモデムを再起動させる
  • 契約プラン・配線方式で遅延していないか確認する
  • インターネットに接続しているデバイスを減らす
  • ルーターやケーブルの性能を上げる
  • 接続方法を変更してみる

次の項目からは、マンションの光回線が遅いと感じたときの対処法を詳しく解説します。

パソコンの再起動または利用場所の移動

部屋のルーター置く場所

パソコンの再起動または利用場所の移動で、負荷や電波干渉が原因の遅延が解消される場合があります。

負荷の解消やWi-Fiルーターが要因の遅延を解消できるためです。

パソコンの再起動または利用場所の移動で遅延の解消が目指せるパターンは以下の通りです。

パソコンの再起動または利用場所の移動で
遅延の解消が目指せるパターン
  • Wi-Fiルーターから遠い場所でインターネットへ接続している
  • 電子レンジなどの電波干渉を引き起こしやすい家電の近くで利用している
  • スマホ・パソコンの負荷が大きい状態になっている

Wi-Fiルーターの電波は、直線距離で50m~100m程度まで届くといわれています。

しかし、電子レンジなどの電波干渉を引き起こしやすい家電の近くでインターネットに接続する端末やWi-Fiルーターを利用している場合には、ネット回線が途切れやすくなります。

電波干渉とは、複数の電波がぶつかって電波が不安定になる現象です。

利用場所を移動することで、Wi-Fiルーターまでの距離が問題で生じている遅延や電波干渉の解消を目指せる場合があります。

また、大量のサイトを閲覧していたり、複数のソフトウェアを同時に使用していたりする場合にはパソコンの再起動で遅延を解消できる場合があります。

パソコンの負荷や利用場所が要因の遅延を解消するには、再起動や利用場所を移動しましょう。

Wi-Fiルーターやモデムを再起動させる

Wi-Fiルーターとモデムを再起動で、周辺機器が原因の遅延を解消できる場合があります。

遅延は、周辺機器が原因で生じる場合があるためです。

Wi-Fiルーターとモデムを再起動させる方法は、以下の通りです。

Wi-Fiルーターとモデムを再起動させる方法
  • Wi-Fiルーターのコンセントを抜く
  • モデム(またはONU)の電源を切る
  • 数分程度待つ
  • モデムから電源を入れてしばらく待つ
  • モデムのランプが点灯してからWi-Fiルーターの電源を入れる

Wi-Fiルーターとモデムを再起動させるには、上記の順番で行う必要があります。

もし手順を間違ったとしても、最初からやりなおすことでWi-Fiルーターとモデムの再起動が可能です。

遅延の原因が周辺機器にあると考えられる場合には、Wi-Fiルーターやモデムを再起動させてみましょう。

契約プラン・配線方式で遅延していないか確認する

光回線は遅延が生じにくい傾向にありますが、契約プランや配線方式が原因で遅延する場合があります。

安価なプランだと、光回線でも低速になる場合があるためです。

また、光回線を導入していても速度が期待できない配線方式だと遅く感じる場合があります。

契約プランを確認するには、書面やデータで契約内容をみましょう。

配線方式は、見た目である程度判断することが可能です。

配線方式
の名前
見た目
光配線
方式
光・光コンセントSCと記載されている
VDSL
方式
壁にモジュラージャックコンセント(電話をつなく差込口)がある
LAN
配線方式
モジュラージャックコンセントまたは光コンセントにLANと記載されている
その他ケーブルテレビ回線方式など

入居前にマンションの配線方式を確認するには、インターネット用コンセントやモジュラージャックを見ると判断できる場合があります。

契約内容や配線方式で、光回線の契約プラン・配線方式で遅延していないか確認しましょう。

インターネットに接続しているデバイスを減らす

負荷が原因で遅延している場合には、インターネットに接続しているデバイスを減らすと解消できる場合があります。

複数のデバイスで同時にインターネットへ接続していると、通信速度が遅くなりやすいためです。

複数のデバイスでインターネットに接続するときに確認したいこと
  • Wi-Fiルーターの接続推奨台数
  • 時間帯

Wi-Fiルーターには接続推奨台数が定められているため、同時接続でも接続推奨台数までなら通信速度を維持できる可能性があります。

また、回線が混雑しやすい時間帯だと接続推奨台数を守っていても遅延する場合があります。

家族が多いなどで同時接続の解消が難しい場合には、中継器の利用がおすすめです。

中継器を利用すると、同時接続していても通信速度の維持を目指せます。

複数のデバイスを同時接続している場合には、接続推奨台数などを確認しましょう。

ルーターやケーブルの性能を上げる

周辺機器が原因で遅延している場合には、ルーターやケーブルの性能を上げると解消できる場合があります。

高速通信に未対応のルーターやケーブルを対応済みのものに変えることで、通信速度の向上が期待できるためです。

通信速度の向上を目的にルーターやケーブルの性能を上げるときの基準は、以下の通りです。

ルーターやケーブルの性能を上げるときの基準
  • Wi-Fiルーター:Wi-Fi5以上・IPv6方式
  • LANケーブル:CAT6以上

Wi-Fiルーターは、規格と接続方式を基準に選びましょう。

光回線の性能を活かすためにLANケーブルを選ぶ場合には、CAT6以上がおすすめです。

Wi-FiルーターやLANケーブルを光回線の性能にあわせて、遅延を予防しましょう。

接続方法を変更してみる

原因がわからない場合には、接続方法を変更で遅延が解消される場合があります。

接続方法とは、接続形態や周波数の変更などです。

接続形態の変更では、無線・有線接続を切り替えます。

Wi-Fiでインターネットに接続している場合には、LANケーブルで有線接続に切り替えてみましょう。

接続形態の変更が難しい場合には、Wi-Fiの周波数を変更します。

Wi-Fiの周波数とは、2.4GHzや5.0GHzです。

周波数によってメリット・デメリットが異なるため、Wi-Fiの周波数を切り替えると通信速度が安定する場合があります。

Wi-Fiの周波数メリットデメリット
2.4GHz電波が届く距離は長い接続が不安定
5.0GHz接続安定しやすい電波が届く距離が短い

接続形態やWi-Fiの周波数を変更して、遅延の解消を目指してみましょう。

マンションの光回線に関するよくある質問

マンションの光回線に関するよくある質問は、以下の通りです。

マンションの光回線に関するよくある質問
  • 光回線とホームルーターのどちらが良い?
  • 光回線工事ができない築年数はある?
  • マンションで工事不要の光回線はある?

次の項目からは、マンションの光回線に関するよくある質問について詳しく解説します。

光回線とホームルーターのどちらが良い?

速度と安定感を重視する人には、光回線がおすすめです。

光回線は、自宅でたくさんインターネットを使いたい人に適しています。

光回線のメリット
  • 通信速度が速い
  • 通信制限がない
  • 回線が安定しやすい

光回線の平均速度は戸建てなら下り100~300Mbpsであり、マンションなら30~300Mbpsです。

マンションは配線方式によって差があるものの、光配線方式であれば快適な回線速度が期待できます。

また、通信制限がないため、動画をたくさん視聴したい人やテレワークをしている人にも光回線がおすすめです。

通信速度と安定感を重視する場合には、光回線を選びましょう。

光回線工事ができない築年数はある?

光回線工事ができない場合が多い築年数は、築30年以上のマンションやアパートです。

築30年以上のマンションやアパートで光回線工事が出来ない場合が多い理由は、以下の通りです。

築30年以上のマンションやアパートで
光回線工事が出来ない場合が多い理由
  • 建物の設備が光回線に未対応
  • 回線品質が担保できない可能性がある

築年数が30年以上前の建物は、光回線を想定した構造ではありません

分電盤や配電盤がなかったり、光回線に対応できる配管を備えていなかったりします。

建物が光回線に対応できる設備を備えていない場合には品質が担保できないため、工事ができない可能性が高いです。

築30年以上のマンションやアパートは、設備や構造の問題で工事ができない場合があります。

マンションで工事不要の光回線はある?

マンションで工事不要の光回線は、以下の通りです。

マンションで工事不要の光回線
  • 前の入居者が光回線の設備を残している
  • 宅内の工事不要の条件が揃っている

賃貸のマンションで前の入居者が光回線を利用しており、光コンセントの設備が残っている場合には派遣工事不要で光回線を利用できます。

また、マンション・アパートが光回線完備の物件であり、派遣工事不要の条件を揃える場合には工事をせずに光回線の利用が可能です。

光回線完備の物件には、賃貸契約書に光回線の利用に関する内容が記載されています。

前の入居者や物件によっては、マンションでも工事不要で光回線を利用できる場合があります。

まとめ

今回は、マンションでおすすめな光回線マンションで光回線を利用する方法を解説しました。

マンションで光回線を利用する方法は、以下の通りです。

マンションで光回線を利用する方法
  • 建物オーナーや管理会社に光回線の導入に関する確認をする
  • 光回線業者に依頼して開通工事を行う

マンションで光回線を利用するには、注意点があります。

マンションで光回線を導入するときの注意点
  • 住んでいるマンション自体が非対応の光回線もある
  • 通信速度はマンションの設備によって異なる
  • 光回線の工事は管理会社または大家さんに許可を取ってから行う
  • 入居時の契約内容によっては退去時に光回線の撤去が必要になる
  • 契約期間内で解約すると違約金がかかる場合がある
  • 移転工事ができない光回線を選んでしまうと引越しで不自由する場合がある

注意点に気をつけたうえで、マンションで光回線を利用しましょう。

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