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日経テクノロジーオンラインで、アプリックスによる世界初の家電機器向けIoT用アナログ半導体の開発に関する記事が報道

日経テクノロジーオンラインで、アプリックスが、家電機器をInternet of Things(以下「IoT」)製品にするために必要となるアナログインタフェースを1チップにしたIoT用アナログ半導体を世界で初めて開発した件に関する記事が報道されました。

生活家電や調理家電等の一般的な家電機器は、デジタル電子部品で組み立てられているスマートフォンやAV機器等と異なり、サーモスタット、水切れセンサー、ヒーターやモーター等のアナログ電子部品で作られており、スマートフォン等のデジタル機器やインターネット等のデジタル通信網に繋ぐには、個々の製品が使っているそれぞれのアナログ電子部品に合わせた変換回路を開発する必要がありました。

アプリックスでは、さまざまなアナログ電子部品の種類に合わせた変換回路の設計開発をほぼ網羅的に経験できたことにより、一般的な家電機器で使われているアナログ電子回路をほとんど全て変換できる回路を設計することが可能となり、今回の家電機器向けIoT用アナログ半導体を実現することができました。

またアプリックスでは、IoT用アナログ半導体とともにCPU等を含めたデジタル半導体も開発しており、Bluetooth等の無線通信用のモジュールと合わせて、1チップでジェネリック家電をIoT化する半導体として、家電機器メーカーや家庭用品メーカーに提供するとともに、既にIoT用のデジタル半導体を販売している大手半導体メーカーや半導体の受託生産を行っているファウンドリ等にもライブラリーとしてライセンス提供していく予定です。

■日経テクノロジーオンラインでの記事
                                               
白物家電をIoT機器にするアナログIC

アプリックスIPホールディングスは2015年11月30日、「世界初」とする家電製品向けIoT用アナログ半導体を開発したと発表した。さまざまな家電製品のアナログ電子部品をインターネットなどのデジタル通信網に接続するための変換回路を1チップで提供する。

生活家電や調理家電など一般的な家電製品で使われる、サーモスタットや水切れセンサー、ヒーター、モーターなど多様なアナログ電子部品とのインターフェース機能をIC化した。同時に、ARMプロセッサーを内蔵したI/O制御チップを開発。Bluetoothなどの無線通信用モジュールと組み合わせることで家電製品を簡単にIoT化できる。

例えば、家電製品の操作パネルをつなぐLCDケーブルにIoT用アナログ半導体を接続するだけで「機器のエラー状態を検出してスマートフォンへ通知する」といった機能を簡単に実装できる。製品本体のプログラムや基板を改変することなくビルドインでIoT化が可能だ。

また、あらゆるアナログ信号を取り込み認識してプログラム可能で、これまで機器ごとに個別開発が必要だったアナログインターフェース回路を共通化できる。従来技術では約3カ月の開発期間が必要だったIoT化を約2週間で開発可能になり、開発コストも抑えることができるという。

同社は、さまざまな家電機器をインターネットに接続できる無線モジュールを開発しており、これまで100社以上の家電機器メーカーで採用されている。それぞれのアナログ電子部品に合わせた変換回路をその都度設計・開発してきたノウハウをもとに、一般的なアナログ電子部品をほぼ全て変換できるIoT用アナログ半導体を開発した。

今後は、アナログ制御とI/O制御、無線モジュールの1チップ化を進めて家電機器メーカーや家庭用品メーカーに提供するとともに、大手半導体メーカーや半導体の受託生産を行っているファウンドリーなどにもライブラリーとしてライセンス提供する予定。

(日経テクノロジーオンラインより抜粋)

本件に関する当社発表のIRリリース

アプリックスのIoT半導体に関する詳細ページ

本件に関する日経テクノロジーオンラインの記事

2015年12月1日
アプリックスIPホールディングス・グループ広報担当

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